仕上げ砥を探していて私が採集したものです。
１０年以上前に名倉砥石の坑道まで行って採集したものです。

刀剣用のコマを見つけたかったのですが、コマの判定自体、比較するものがなく選別できませんでした。
やや硬めで、砥泥は適宜出てきてとても研ぎやすいです。他の品種に比べて粒度が大きいようです。
食いつきの良い刃に仕上がります。
また、この品目は全層ほぼ均一で、気泡が稀に現れます。砂が入っていたら掘って使います。

坑道までの道もところどころ崩落していて当時でも辿り着くのに一苦労ぬ、砥石を背負って帰るにも一苦労。山中の砥石は水を含んでいて一層重いです。
昔の選鉱所跡周辺から、砥石に使えそうなもの、当時の加工痕が残っているものなどを選んで来ました。

この砥石は、板状に産出していました。
この品目のこの大きさのものは一点しか見つかりませんでした。小型のものは散見しましたが、持ち帰るには体力の都合で諦めました。
コレクションの一つでしたが研がなくなりましたので手放します。
ペットボトルは出品物ではありません（2023年 6月 28日 12時 50分 追加）画像中のカンナ刃は砥粒の確認に使っているもので出品物に含みません。